曲の構成とは、パーツが並ぶ順番のことです。イントロで始まり、物語を語るAメロ(毎回歌詞が変わります)、毎回ほぼ同じ形で戻ってきて主題を伝えるサビ、最後のサビの前に入ることが多いCメロ(Cメロ)、そしていちばん最後のアウトロ。いちばんよくある流れは「Aメロ、サビ、Aメロ、サビ、Cメロ、サビ」で、長さはおよそ3分です。
よくできた曲は、構成を意識させません。2回目のサビが来るころには、もう口ずさんでいます。それは、骨組みがしっかりしているからです。構成がないと、曲はただ「歌われる文章」になり、聴き手は40秒ほどで集中が切れてしまいます。
ここでは、曲を作る6つのパーツの役割、時間つきで実際に使える3つの構成、そして贈る曲にちょうどいい長さを紹介します。あわせて、Tubissimeのスタジオでそのパーツをひとつずつ組み立てる流れも、具体的に見ていきます。
曲を作る6つのパーツ
ほとんどのポピュラーソングは、同じ6つのパーツでできています。違うのは、並べる順番と、それぞれの長さ、そして繰り返す回数だけです。
イントロ
歌が始まる前に雰囲気をつくる数秒間です。ギターのリフ、3つのコード、リズムの刻み。ここで曲のジャンルが伝わります。短くしましょう。目安は5-15秒です。贈り物の曲では、1分も待ってから始まるのを望む人はいません。
Aメロ(バース)
物語を語る部分です。1番、2番と進むごとに歌詞は新しくなり、物語が前へ進みます。1番目で場面を描き、2番目で思い出を語り、3番目があれば今の二人や今の家族を歌います。メロディーは、どの番でも同じです。J-POPでは、Aメロのあとに盛り上げ役のBメロが入ることも多く、構成はもう少し細かく分かれます。
サビ
曲の心臓部で、聴いた人がいちばん覚えている部分です。ほぼ同じ形で戻ってきて、短い言葉で主題を伝えます。名前入りの曲なら、たいていサビで名前が歌われます。書き方のコツは、耳に残るサビの書き方で紹介しています。
Cメロ(Cメロ)
2回目のサビのあとに入ることが多い、気分を切りかえるパートです。メロディーも視点も変わり、盛り上がりが一段変わることもあります。おかげで、最後のサビが繰り返しに聞こえません。いちばん個人的な一言、二度と繰り返さない言葉を置くのに向いています。
間奏(ソロ)
ギター、ピアノ、ブラスなどの、歌のない演奏です。聴き手がひと息つける時間になります。2分の曲ならなくても構いませんが、3分を超えるなら入れたい部分です。
アウトロ
曲の終わり方です。最後のサビがだんだん消えていく、数個のコード、語りかけるひとこと。みんなが「拍手していいのかな」と迷うような長いフェードアウトより、すっと終わるほうが気持ちよく聴こえます。
よく使われる3つの構成
新しい形を考える必要はありません。次の3つの型で、私たちが耳にする曲のほとんどをカバーできます。時間は目安で、贈る曲でよく使われる長さです。
| 構成 | 流れと各セクションの長さ | 合計時間 |
|---|---|---|
| 短め:Aメロとサビだけ | イントロ8秒、Aメロ30秒、サビ25秒、Aメロ30秒、サビ25秒、アウトロ10秒 | 2分8秒 |
| 定番:Cメロつき | イントロ10秒、Aメロ35秒、サビ25秒、Aメロ35秒、サビ25秒、Cメロ20秒、サビ25秒、アウトロ10秒 | 3分5秒 |
| 長め:Cメロと間奏つき | イントロ15秒、Aメロ35秒、サビ30秒、Aメロ35秒、サビ30秒、間奏20秒、Cメロ20秒、Aメロ35秒、サビ30秒、アウトロ15秒 | 4分25秒 |
1つ目は、まっすぐ要点に入る型です。ちょっとしたサプライズや、子ども向けの曲にぴったりです。2つ目はラジオの標準で、最後のサビの直前にCメロが入って、聴き手の集中をもう一度引き寄せます。3つ目は、三部構成の物語を語れる型で、間奏が終盤の前に息をつかせてくれます。
贈る曲は、何分がちょうどいい?
たいていは2分30秒から3分30秒です。ラジオで流れる曲と同じ長さで、耳がいちばん慣れている長さでもあります。この長さなら、Aメロ2回、Cメロ、サビ3回が入ります。2分に満たないと、物語が育つ前に終わってしまいます。4分を超えると、1番ごとに書く材料が必要で、足りないと水増しが聞こえてしまいます。実際に耳で確かめるなら、オリジナルソングの実例をサビまで通して聴いてみてください。
披露宴や定年退職のように、語りたい物語が長く、聴く人も集中している場面なら、4-5分でも大丈夫です。入場など、動きのある場面では3分前後がおすすめです。披露宴での使い方は結婚式のオリジナルソングの選び方で詳しく説明しています。曲を聴いてもらう方法は、オリジナルソングを贈る方法をご覧ください。
スタジオでパーツをひとつずつ組み立てる
スタジオのガイドモードでは、曲がセクションの一覧として表示されます。各セクションには自由につけられる名前、歌詞、音楽の指示、そして3-120秒の長さがあります。サビを複製したり、2つのセクションの間にCメロを挿入したり、不要なセクションを削除したりできます。合計時間はそのたびに再計算され、10秒から5分の間で調整できます。ほかのスタジオの機能は、スタジオのページで紹介しています。
アシスタントのタブから始めると、Mélodieが歌詞つきの構成を提案してくれます。長さは最大3分で、「最後のサビの前にCメロを足して」のように、ふだんの言葉で直してもらうこともできます。歌詞そのものの書き方は、AIで作詞作曲する方法にまとめています。
曲ができたら、章つきのプレーヤーで聴けます。各セクションが目印になるので、Cメロや2回目のサビにすぐ飛べます。構成が紙の上だけでなく、耳で聴いてもきちんと成り立っているかを確かめるのに、いちばん確実な方法です。
セクションごとに声を選ぶ
構成が働くのは、歌詞だけではありません。スタジオでは、セクションごとに声を選べます。男性、女性、またはデュオです。出会いを語る1番は男性の声、それに答える2番は女性の声、最後のサビはデュオ。カップルの曲、結婚式の曲、結婚記念日の曲なら、構成そのものが二人で物語を語ります。
覚えておきたいルールは、声はセクションの切れ目で変えること。ひとつの思いの途中で切りかえないことです。歌ってみてしっくりこないセクションがあれば、そこだけやり直せます。曲の残りの部分は同じ声のまま、元のバージョンも残ります。
構成でありがちな失敗
- イントロが長すぎる。15秒を超えると、曲が始まったのかどうかわからなくなります。
- Aメロが同じことを言っている。2番が物語を進めないなら、削りましょう。
- サビが毎回変わる。一度も同じ形で聴いていないものは、みんなで歌えません。
- Cメロが早すぎる。繰り返しのあとで流れを変えるためのもので、その前に置くものではありません。
- 5分にするために、全体を引きのばす。長さは材料に合わせるもので、その逆ではありません。
よくある質問
曲のAメロとは何ですか?
物語を語る部分です。番ごとに歌詞が新しくなって物語を前へ進め、メロディーは前の番と同じです。たいていは30-35秒で、毎回ほぼ同じ形で戻ってくるサビと交互に登場します。
曲には、Aメロがいくつ必要ですか?
たいていは2つ、3つのこともあります。「前と後」や「2つの思い出」を語るなら2つで十分です。3つ目は、今の二人など新しいことを付け加えられて、曲が3分30秒を超えるときに入れる価値があります。
サビは毎回同じでなければいけませんか?
ほぼ同じです。メロディーと歌詞の大部分が同じだから、みんなで一緒に歌えます。最後のサビで一語だけ変えたり、デュオで歌ったりして、聴き手が迷わないまま終わりを強調できます。
曲のCメロ(Cメロ)とは何ですか?
2回目のサビのあとに入ることが多い、違う雰囲気の部分で、Cメロとも呼ばれます。15-30秒ほどメロディーや盛り上がりを変えて繰り返しの流れを断ち、最後のサビを引き立てます。名前入りのオリジナルソングでは、いちばん大切な一言を置くのにぴったりです。
曲の長さは何分がちょうどいいですか?
贈る曲なら2分30秒から3分30秒です。耳が慣れている長さです。それより短いと一部だけに聞こえ、長いと物語が足りずに同じところを回ってしまいます。実際の仕上がりを確かめるには、構成まで通して聴けるフルサイズのデモをどうぞ。デモは今のところ英語で歌われていますが、実際の曲は、ご自身が選んだ言語で歌われます。
まとめ
曲は6つのパーツでできています。イントロ、Aメロ、サビ、Cメロ、間奏、アウトロ。Aメロが語り、サビがまとめ、Cメロが流れを変えます。贈る曲なら、2分30秒から3分30秒で、Cメロのある構成がおすすめです。セクションごと、声ごとに自分で組み立てたいなら、スタジオのアカウントを作成してください。贈るだけでよければ、ギフトプランがすべてを引き受けます。
